2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

省庁間の連携と勇断を

AP電によると、経産省を中心として省庁間でインドのNPTに関連して、原子力協力協定を締結する方法を検討し始めたという。 経産省がNPTの批准をインド側に迫ると同時に外務省が実質的にインドの核軍縮がNPTにつながる条件を検討するらしい。 政府としてはこの…

世界の中の日本としての財政再建

昨日(21日)のウォールストリートジャーナルは、「日本の消費税アップには数年かかるだろう」との見出しを掲げている。 ギリシャ危機とそこから派生するユーロの危機に対して、欧州各国政府が財政再建策を必死に打ち出している世界の動きの中で、日本はあく…

日本への審判の第一波がきた

格付け機関のFitchは日本が年末までに財政再建策を提示しない限り、日本国債の格付けが危機に陥ると述べた。 Fitchは貯蓄率の低下と長期的な低成長を問題視している。短期的には金融市場の柔軟性を評価しているとの指摘もある。しかし債務がGDPのほぼ2倍とい…

原子力で韓国に再び負けるか

19日のダウジョーンズ記事で、韓国の高官が「インドのNPT不参加は韓国の原子力産業のインド輸出に障害とはならない」と福井県でのAPECネルギー会議で同紙の記者に述べている。 これによって「インドにNPT批准を迫ってきた」民主党は崖っぷちに立たされた。 6…

選挙とサッカーに浮かれている場合だろうか

フランスのロシア外交が活発だ。 過去において、ロシアとドイツは隣国であるとともに経済パートナーとして活発な人事交流と経済投資を行ってきた。 しかし、フランスのサルコジ大統領は6月26−27日にカナダで開催されるG8 とG20会議を前にして、6月17日からロ…

フランスと猫

いろいろなことがあって、過去10ヶ月で7回もパリに行くことになった。 それまでは、パリは嫌いでディジョンは好き、もっといえばローマは嫌いでミラノが好きだった。 しかし、住めば都ではないけれど、パリの汚いところと潔い点が見えてきた。 要するにフラ…

空港を政治の道具にするな

ドイツのルフトハンザ航空は、羽田の国際でが早朝・深夜しか滑走路の利用が認められていないため「効率的な運航計画が組めない」とし、今後、日本政府に対し規制緩和を求めるという。 これは国交省が何十年前に成田空港を政治的に開港したことの尾を引いてい…

JALの終焉

日航が最近やっと手当大幅削減へ動き出し、乗務保障やタクシー代を引き下げるという。民間企業では考えられないほどの厚遇が今の今まで続いていた。さらに人件費を1068億円削減し10年度計画に入れるというが遅すぎないか。 最近数年ぶりにJALの国際便に乗っ…

ショート、ショート

管首相はまず沖縄訪問を郵政の既得権益を擁護する国民新党は連立離脱を参議院不要論の議論の開始を

議員の事務所管理にルールと透明性を

自民党は荒井聡国家戦略担当相に加え、蓮舫行政刷新担当相と川端達夫文部科学相にも事務所費を不正処理した疑いがあるとして、事実関係を政府にただす質問主意書を衆院に提出した。 これは閣僚が交代・新任されると非常に頻繁に起きる問題だ。なぜなのか。 …

モラルがなければ行動規定を

福岡県広川町の町長が、「案内があれば平日でもゴルフに参加すべきだ」と述べた。これとは別に町職員に有給休暇を取らせて平日に一緒にゴルフに行ったことも認め、「今後も慰労を兼ねて年1、2回行く」と答えた、との報道があった。 さらに町長は「頻繁にゴ…

大声と情報漏えい

都内のあるコーヒーショップで午後2時過ぎに大手外資系生保の営業マンが若い夫婦に保険の勧誘を行っていた。所要時間は45分以上。 営業マンは30歳前で相手も20代の若夫婦。奥さんは妊娠している様子。 ところが営業マンの声が非常に大きく、おそらく店内の回…

小沢氏は大人の対応を

民主党の小沢一郎前幹事長は新執行部を決めた党両院議員総会を欠席したそうだ。そして小沢氏の総会欠席は「所用のため間に合わない」との理由からだった。総会会場の後ろに陣取った小沢グループの議員らは枝野幸男新幹事長のあいさつにも拍手せず、冷ややか…

迅速な危機対策を

6月の10日に近づこうとしているのに、梅雨前線は日本列島にはるか南にある。太平洋高気圧の勢力が弱いからだ。 3月は異常に寒かった。4月に降雪もあった。梅雨入りがもしも7月にずれれば、梅雨明けはいつになるのか。 作物への影響と飲み水の不足が心配され…

メディアの役割

すべてシナリオどおりの鳩山政権の退陣劇だった。 7月の総選挙を現政権で戦えないと判断した民主党は、ぎりぎりまで退陣を引き伸ばし、新たな顔を立てて参院選挙に臨むことは明らかだった。 そこで管氏の出現は想定内かもしれないが、いきなりの反小沢の言動…