田中防衛相を更迭せよ

野田政権の脆弱性がまたも露呈した。
これは民主党という素人政党の人材不足がさらに露わになったという点で驚くことではない。
しかし日本という国が沈みかけている中で、しかも日米関係を補強しなくてはならず、沖縄問題も悪化しているなかで田中氏を任命した野田氏の采配は最悪である。
ぼやき庵が得意なエネルギー分野でも、せっかく電力会社の既得権力をつぶそうという機運が高まっているのに、それに冷や水をかけることになっては今までの努力が台無しだ。
3月末までに原賠機構が総合特別経営計画を出し、6月の株主総会で2/3の株式を取得して東電を国有化し、新たな市場化を目指している矢先に、この内閣の不始末である。野田氏の人を見る目と国際感覚の欠如がこの国のエネルギー政策の改革をつぶし掛けている。
自民党がこのようにダメな事態に民主党が自爆する状況を避けるためにも、いち早く田中防衛相を更迭すべきだ。米国が噴火する前に。