2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

欧州への批判を日本にかわす中国

四川省での抗日デモは政府主導という見方がある。その一方で、自粛を求めるところがもっとも「やらせ」に見られる。 この中国政府のキャンペーンはおそらく、ノーベル平和賞を与えたノルウェーに対する中国の報復措置が、予想外の欧州各国の反駁を招いたため…

中国のシーレーン封鎖阻止に早急な対応を

東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と日中韓や米ロなど域外8カ国による初のASEAN拡大国防相会議で、米国防長官が名指しは避けながらも中国をけん制した。 今回は多国間協議による主張の中で「航行の自由が妨害されてはならない」と南シナ海で活…

何も元に戻らない

政府は9日、中国国内で拘束されていた中堅ゼネコン「フジタ」の社員全員が解放されたことで、日中関係の改善の兆しがより確実になったとみて歓迎している。 しかし 「いろんなことが元通りに戻っていくと思う」というのは、まったく甘い。平和ボケに元通り…

ミステリアスな工作失敗事件

大手ゼネコン、フジタ社員4人が現地法人の中国人社員とともに先月20日、中国河北省石家荘市で中国当局に拘束され、9月30日に3人が解放された。 彼らの河北省での行動は、「遺棄化学兵器処理施設の建設予定地を確認するため」となっている。彼らはレン…

動揺するフランス

読売新聞が「1日発行の仏紙ル・モンドは、中国が尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件をめぐる一連の対応で、「粗暴な大国の顔をさらした」と批判する社説を1面に掲げた。」と伝えた。 フランスの主要紙はサルコジ財閥が保有していると言われ、表立った政府批判…

ジョセフ・ナイ氏の述べるように

1年前、鳩山氏が中国との関係を重視し改善していくと発言した。小沢氏の大型訪中団もその路線だった。つまり猫を被ったトラを見誤ったのである。 当時アメリカは、日米安保条約を保持した上でのことだと述べて理解を示している。それに対して、民主党は領土…