迅速な危機対策を

6月の10日に近づこうとしているのに、梅雨前線は日本列島にはるか南にある。太平洋高気圧の勢力が弱いからだ。
3月は異常に寒かった。4月に降雪もあった。梅雨入りがもしも7月にずれれば、梅雨明けはいつになるのか。
作物への影響と飲み水の不足が心配される。幸い、東京都の水源は豊かな状態だが、これが異常気象で全国各地にどのような変化を起こすかは予測不可能である。
地球は生き物であることを忘れず、長期的な変化の兆しを捉えてシナリオ分析を行い、早めの対策を講じることが重要だ。
前述の話ではないが、普天間問題、財政危機に加えて異常気象に直面している日本の針路の舵取りを、小沢グループの党利党略に振り回されている時間はない。