2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

敬うことを忘れた国民

愛子様が学校でイジメに合っていると聞く。 昔、ニューヨークのタクシー・ドライバーが回りを怒鳴り散らしながら運転しているのを見た。 そして今や日本国民はワイドショーで常に誰かをこき下ろしている。 とくにひどいのは野党と夕刊タブロイド紙だ。 もち…

安易な首相交代に歯止めを

自民党が与党の時代には良くも悪くも党首を守るという気概があった。党首は国家元首であり責任与党として国家運営の連続性が必要だからだ。 しかし民主党はまるで野党のように党首が国家運営の責任者であることを忘れているようだ。 日本ほどくるくる国家元…

国家資本主義の戦い

中国がベネズエラに50億ドルのインフラ投資を行うと発表した。 フランスは過去の宗主国ぶりを発揮して中東北アフリカ諸国(MENAという)地域での投資(主に原子力関連)を国営企業を中心に実施している。 ドイツはロシアでのエネルギー関連ビジネスの投資に…

混迷するフランスの原子力政策

フランスで「ルセリー・レポート」が一部公表された。ルセリー氏はフランス電力EDFの前CEOで、昨年末にフランスの原子力ビジネスがアブダビで敗退した結果、サルコジ大統領にこのレポートを書かされた、いわゆる始末書である。さらにこのレポートではルセリ…

スキャンダルのカムフラージュは常套手段

確か2005年の夏だったと思うが、ロンドンの地下鉄でテロ事件が発生したと各国のメディアが大々的に取り上げた。そして容疑者と思われた男が警官隊に射殺された。しかしその後の調べで彼は無罪のオーストラリア人だったとわかった(と記憶している)。 うろ覚…

「国の威信」は死語か

昔は国の威信をかけて、政治家がリーダーシップをとり、企業家がリスクをとり、官僚がそのリスクをカバーしてきた。 豊かになった(?)今、日本の政治屋は内輪の政局のみしか念頭になく、企業屋では役員がハッピー・リタイヤメントしか頭になく、官僚どもは…

日本の保護行政の垢を落とせ

三菱重工はフランスの原発建設・メンテを行うOnet Groupの原子力部門とJVを組成する。今秋にも詳細が発表される見通しであるとフランスの経済紙が報道した。一方東芝は、米電力大手エクセロン子会社とサウジ向けに原子力発電所の新設について共同提案する。 …

日本の経済が危ない。日本の財政が危ない。日本の外交が危ない。

それは日本の元首の選出に国民が直接関わっておらず、悪いパターンの間接民主主義だからだ。 国家元首の選出に国民投票を反映させ、国家元首の任命期間は少なくとも4年とすべきである。そうすれば下らないワイドショーによる政治知識の薄いコメンテーターに…

エネルギー分野の保護行政を改める必要

ドイツ企業がロシアの旧態化したエネルギー・インフラ・ビジネスを取り込もうと躍起になっている。ドイツはエネルギー庁がロシアのエネルギー・カーボン・ファンドと協議して両国に露独エネルギー庁 (Rudea)を設置した。ロシアは省エネ法で2020年までにエネ…

小沢氏の責任と経済界の責任

1人区で自民党が圧勝した。民主党が地方経済の疲弊を感覚的に捉えきれていなかった。おそらく東京一人勝ちの経済情報に惑わされたのだろう。 2人区でも民主党小沢氏が無理やり立てた2人目候補で苦戦した。小沢氏の幹事長辞任当初、民主党は小沢氏の主張する2…

日本の後進性

29日から横浜で開かれている再生可能エネルギー国際会議のセミナーに出てつくづく驚いた。 基本的には国やNEDOの支援での会議で、わざわざ「国際」と位置づけていることもあってセミナーの講演も質疑応答も全部英語だ。 そこで多くの問題が見受けられる。…