敬うことを忘れた国民

愛子様が学校でイジメに合っていると聞く。
昔、ニューヨークのタクシー・ドライバーが回りを怒鳴り散らしながら運転しているのを見た。
そして今や日本国民はワイドショーで常に誰かをこき下ろしている。
とくにひどいのは野党と夕刊タブロイド紙だ。
もちろん酔っ払いの多い電車内では上司や同僚の悪口の言いたい放題だ。
学校での教師に対する口のきき方も、もちろん最低だ。
これは知識や経験に対するリスペクトがなくなっているからなのか、人間そのものに対するリスペクトがなくなっているからなのか、分からない。
他人をリスペクトしないから、他人からも絶対にリスペクトされない。
家族(女房)が家族(亭主)をリスペクトしなければ、子供は親をリスペクトしないだろう。そういった子供は教師や、モノを教えてくれる人をリスペクトしない。ましてや企業内でもリスペクトという観念は無くなりつつある。
国民が同朋の国民や元首をリスペクトしなければ、その国は世界から決してリスペクトされない。
自分の家族の悪口を平気で他人に言う人は、誰からも信用されないのと同じである。