ジョセフ・ナイ氏の述べるように

1年前、鳩山氏が中国との関係を重視し改善していくと発言した。小沢氏の大型訪中団もその路線だった。つまり猫を被ったトラを見誤ったのである。
当時アメリカは、日米安保条約を保持した上でのことだと述べて理解を示している。それに対して、民主党は領土拡大に暴走する中国に対して、日本の国土を防衛するための米軍の抑止力の重要性を認識できなかった。これでは、歴史に関する不勉強も甚だしい。
中国に対して日本の平和を守ることは、安保条約がいかに重要なのかを理解することであり、それこそ中国の威嚇行動から日本国民の平和と安全を守ることであることを、今度こそ小沢氏、鳩山氏も感じてほしい。
在日米軍の兵士は過去に不祥事を起こした。これは間違いであり正すべきだ。しかしそれと日本を守るために命をかけている彼らの存在の重要性とを混同してはならない。
とくに中国共産党の若い世代での強い中国を目指す傾向と、経済力に裏打ちされる国粋主義の高まりは、小沢氏や鳩山氏が生きてきた時代の融和政策の中国とは完全に異なるのだ。このことを彼らおよび民主党幹部はしっかり把握しなければならない。
完全に時代錯誤の発想と発言や国防意識の欠如した鳩山氏には、政権担当与党の首脳部に残る資格はない。また小沢氏は今までの中国よりの危険な態度を明確に自省し、最後の花道において日本の平和を守る仕事をしてほしい。
とくに鳩山氏のボケた発言にメデヂィアは関心を示すべきでない。中国の暴走を加速させるだけだ。