自民党を超えた民主ネオコン政権

とうとう野田首相が米国で原発再稼働を宣言した。これに官房長官もタイミングを合わせて、原発再稼働の判断時期を2月に前倒しした。
さらに枝野経産相が改革派官僚の処遇について判断を役所側に丸投げした。
これで経産省守旧派経団連は拍手喝さいだ。
ところが経団連は野田財務省政権の増税路線で、経済がさらに失速することを忘れている。原発増税反対派に唾棄することが、天に唾棄することとなることを理解していない。どうなっても経団連とその会長は、自らの言動の結果責任を取ることないし、身分は保障されているから、20−30年後の日本など頭の隅にないのだろう。
しかし民主党ネオコン化は著しい。これに対して没落した自民党はすでにネオコンぶる力もない。
原発事故を検証せずに、安全基準を高めずに、そして被災者の民意を無視して原発再稼働を高らかに宣言する野田政権の暴走を、ロンパールーム(死語?)化した記者クラブは止めるペンの力を持っていない。
この日本の男どもの体たらくを止めるのは、女性パワーしかないのだろう。
これからは政治イデオロギーを求めるのではなく、政治と経済をグリーンの視点から運営する女性の政治家の活躍を期待するしかない。前述のように「新生緑の党」の登場が求められる。
ネオコン野田政権はルビコン川を渡ってしまった。