これが最後の切り札?

経産相に枝野氏が任命されることとなった。これで一安心だが、野田首相は「鉢呂氏の後任人事で、政権の立て直しのために能力を重視した。」と言われていることが驚きだ。
つまり、鉢呂氏は能力が無いがバランス人事だけで登用した、ということになる。これは日本国の経済運営とエネルギー政策、さらに原子力の安全性までも野田首相は「能力のない素人に渡していた」ということになり、自民党など野党の攻勢は避けられなくなるだろう。
一部メディアでは、さらに非常識発言で辞任しなければならない素人閣僚リストを上げているが、枝野氏を起用したということは、その場合にはもう民主党内に人材の駒が無くなっていることとなる。
経産省トップ人事は切りぬけたものの、さらなる閣僚交代だと、省庁運営は真暗闇に突入となる。
いずれにしても枝野氏は原発のごたごたで電力会社と一部官僚の無責任さを痛感しているだろうから、米倉氏を喜ばせるような行動を取らないことを期待したい。