ティッシュペーパーのように捨てられた海江田便利氏

海江田氏は今年の夏、最初に菅氏に梯子をはずされた。佐賀県知事原発再稼働を許可する方向を伝えていたが、その直後にストレステストの実施を菅氏が発表して顔をつぶされた。
次に小沢氏の捨て駒である。小沢氏は代表選の候補選びに難航すると仕方なく海江田氏に白羽の矢を立てた。小沢氏の言いなりになった海江田氏は3党合意を破棄する発言をして選挙に負けた。
3番目に登場する野田氏は、海江田氏以外の小沢派を入閣させたが、海江田氏に出番はなかった。
さらに、小沢氏は野田氏の人事に満足な様子で、(自分が立てたのに負けてしまった)海江田氏の「かの字」も聞こえてこない。
海江田氏は経産相だったのに原発(反対か賛成か)への思い入れもなく、エネルギー政策の声も出さず、テレビの前では泣き、小沢派に寝返っても結局筋が通らず、小沢氏に梯子をはずされ、野田氏からは知らん顔である。
このように情けない政治家を抱える民主党だが、今回の閣内の顔ぶれをみても海江田氏と大同小異に見える。
お子様内閣に60%以上の支持を出すような国民にさせたのはメディアである。
ティッシュペーパーのように捨てられたのは海江田便利氏なのではなく、お人よしな国民なのかもしれない。