良識への挑戦

米原子力規制委員会は、8月25日の地震ドミニオン・リソース社の原発にある25本の使用済み核燃料を入れるキャスクが 1〜4.5インチ移動したと発表し、地震による原子炉の安全基準を高める方針だ。
一方、原発事故の検証も、原発地震津波対策もストレステストも受けていない日本の原発を「再稼働せよ」と産経と読売が述べている。
おそらく野田氏の登場で菅氏よりも脱原発が遠のいたと見る財界と電力業界からの圧力であろう。これは被災者ならびに日本の良識への挑戦だ。
一方、ロシア国境警備局はロシアの排他的経済水域に100隻以上の中国漁船が違法越境し、8月下旬から計3隻を拿捕したと発表した。これは中国の対ロ挑発だが、同じように中国船100隻が日本に挑発行為を取った場合、日本は呑気に政治ゲームの最中だが、一体、主権を守れるだろうか。
こういった緊張感のさなかに、民主党小沢一郎元代表を支持する議員団体が統合を決めた後に、それぞれ存続すると発表するなど、原発不安を含む日本国の危機管理を完全に忘れた馬鹿げた政治騒動が続いている。
民主党に関する動きでXXグループと報道されているが、これをXX派を言い換えて派閥政治の茶番の再来をメディアは国民に示すべきだろう。
派閥の陣取りに明け暮れ、日本の良識や国家主権への挑戦への対応を忘れる間抜けな政治政党は不要だ。