アナウンサーはアロハで

「猛暑です」「熱中症に気を付けてください」「今年、熱中症で搬送された人は過去最悪です」「節電をお願いしますが、無理はしないでください」といった放送が毎日、主なニュース時間帯で流れてくる。我々は当然エアコンの湿度設定を上げて、クールビズでの対応だ。
ところがこういう放送をしているアナウンサーはどうかしたのだろうか?
NHKでも長袖、長ズボン、背広にネクタイ姿だ。放送時間帯にはカメラを向けられるがそれ以上に熱いライト(LEDでなければ)が浴びせられる。室温設定は20度に限りなく近いだろう。アナウンサーは汗一つかいていないからだ。
放送局は節電しなくてよいのか。自家発電があるから関係ありませんよ、ということか。それだったら、暑さをがまんしていす視聴者に「涼しい顔の高みの見物」という放送局の姿勢は不見識である。
アナウンサーもライトを浴びているのだから、せめてもクールビズにすべきだ。全国放送で涼しい地域に放送するからスーツとネクタイだ、というのも非論理的だ。全国放送を東京から実施するのなら東京の高温多湿に合わせた、アロハはフィリピン政府のような開襟シャツでよいだろう。その後、北海道のローカル放送に切り替えれば、長袖でもよい。その方が地域ごとの季節感が伝えられる。
馬鹿でもチョンでもスーツにネクタイで、ギンギンに冷やしたスタジオで、涼しい顔のアナウンサーが「「猛暑です」「節電お願いします」はばかげているし、エネルギーの無駄だ。全員アロハでよいのだ。