日本でグラスノスチは進むのか

乗客の生命よりも鉄道省のメンツと体制保護を優先する中国。
国民の未来の安全よりも産業界の権益を重視する経団連
善悪を判断する報道よりも広告主のための記事を書くメディア。
浪江町の住民被ばくよりも、責任を逃れ、批判を避けようとする中央省庁の文化。
情報誘導を当然と思う、地方に強く残る封建意識。
こういったアジア・日本の封建的なムラ風土の中で、「千葉県による玄米検査で放射性物質は検出されなかった。」という発表を誰が信じるのだろうか。
ここでは具体的な数値の発表もなく「いずれの地点の玄米も放射性物質は検出されなかった。」としか言われていない。これでは電力会社の「放射能は大丈夫です。」「電力不足だから節電しないと大変です。」というプロパガンダと何も変わらない。
玄米には精米したコメよりも放射性降下物に汚染されている確率が高い。数多くの生産場所の玄米および精米での放射性レベルを具体的な数値として開示しなければ意味が無い。放射線は自然界にもあるのだからゼロということもおかしい。
民主党の党首が交代すれば、日本では1986年のソ連グラスノスチ(情報公開)から少しでも前に進むのだろうか。