メディアは報道に分別を

鳩山氏が菅直人首相に早期退陣を迫り、さらに海江田氏などに一斉に辞任するよう促した。
以前にも書いたが鳩山氏は自分で首相を辞任した人間であり、彼の言動を報道することはワイドショーとしては面白いが、今後の政治を判断する材料にすらならないことをメディアは自覚すべきだ。
鳩山氏のような人間は欧米では、辞める人quitterと呼ばれ、持ち場を離れる、責任感がない、軽はずみな人間ととらえている。
さらに自分が権限を持たず放りだしたのに、外野でぎゃーぎゃーわめく人をbackseat driverとも表現している。運転してもいないのに文句ばかり言う人間だ。
鳩山氏や小沢氏の言動をまともに報道すべきでない。
小沢氏も何度も責任を放りだしたquitterであり、今回の東北震災では地元にまったく帰らず、被災者や避難民に対する政治家としての基本的な心を忘れている。
メディアはお笑いやワイドショーにする対象と、今後の日本の政治に必要な意見とを分けて報道すべきである。