何じゃこりゃ、の話

岡本太郎ではないが、何じゃこりゃ、の話だ。
福島第一原発関連の事業契約の公正性を保つため、東京電力と、同原発の修復などに携わる元請のゼネコンやプラントメーカー23社は反社会的勢力との関係遮断を掲げる協議会を設立することを決めた。」という。
今までは原発の修復、補修、おそらく今回の原発事故の対応作業は、暴力団関係者を大勢使っていた、ということだ。そして23社にも及ぶゼネコンを経由していたとも考えられる。東電とゼネコンの社会的信頼はゼロである。
「反社会的勢力」と呼ばれる人間を、原発関連で長年使っていた、しかも今回は事故対応で、間違いが起きれば東日本が数十年も廃墟となりかねない状況なのに、この無神経さである。
原発の技術は1960年代から進歩していない。しかも作業員が複数の孫請けで、とんでもない技術レベルであったことが容易に予想される。どんなに精密な機械でも、理科系でもない暴力団関係者が運転・補修していたことが明確になったのである。
東電とゼネコンのこの発表は、とんでもない実態を明らかにしている。