原発に賛成か反対かを聞く前にすべきは

原発を止めても使用済み核燃料の冷却リスクは甚大であり、その期間は10−20年と長いことを理解し、そのリスク管理コストを現在価値に引き直して計算すること。
原発を止めたら20年前の日本に戻るという間違った計算をせずに、(日本の学者は汚染されているので)海外の経済学者を連れてきて、しがらみのない立場で評価し、原発を代替する発電ポートフォリオをドイツのように検証すること。
原発を止めたらどのくらいの国民負担があるのか、上記と同じ方法で正しい計算をすること。
原発を止めたら、どのくらいのコストと危険性が回避できるのか、ヴァリューアットリスクで計算すること。
原発の立地地域にどれだけのカネが流れて、それがどのくらいの社会貢献と雇用を生み出し、反対にどのくらいの機会損失になったのか(他の事業に使った場合、他の産業に投資した場合で、正しい投資による経済連関効果がどのくらい出たのか、そして原発関連に使ったからどのくらいその機会が失われたのか)を計算すること。
これらをすべて世界レベルの知識人によって客観的に定量化してから議論すべきである。
そうしなければ無知が無知の議論を拡大することになる。
ひょっとしたら、日本はどっちにしてももう手遅れ、という計算結果が出るかもしれないが。。。
そうしたら子供たちを海外に出すしか、方法はないだろう。