けしからん話

東京電力が特別高圧の大口需要家向けに、メーターとデマンドコントロールシステムを売りつけ、夏のピークに節電したら基本料金を15%割り引くという営業をしている。
大赤字の企業が(家庭用では値上げなのに)大口は値下げとは、どういうことか、理解できない。
何兆円もの賠償金が支払えず、家庭の需要家負担(と将来の国民の税負担)でやっと生きている公益企業が、自分の利益を優先して大口顧客へ料金優遇で囲い込もうとしている。これは家庭から事業者への所得移転を勝手に決めることであり、まことに「けしからん」話である。
東電以外の新規参入者であるPPS事業者が、同じく大口顧客に(東電以外の電気を使わせる)節電用として7−8%割引での提供をしただが、それに対抗して東電が15%の割引に出て、PPSを排除しようとしている。
東電には倫理感もなく、そして御用学者たちには市場監視をする気もないのだろうか。。。