暴論だが

菅氏の言動は藪から棒だ。パフォーマンスだ。思い付きだ。
そう言われているが、これまでの根回しとしがらみを吹切った点は面白い。
それで与党内も野党も右往左往である。
浜岡の運転停止も、「関係者に相談」していたら何も決断できなかったと思う。
原発のけじめがついたら辞める、というのは、原発のけじめなんか着きっこない、という本音の表れかもしれない。ぼやき庵は、原発が沈静化するには1年はかかると思っている。
東電が技術的に対応できる範囲を超えているからだ。
ある意味では、米軍やフランスに完全に終息を委託することでもなければ、原発のけじめは無理だ。
東電のプライドと不見識がこれらの支援を拒むだろう、と菅氏が踏んでいれば、今回の発言はまさしくパフォーマンスであり、非常に興味深い。
ただし、今後の正しいエネルギー政策の立案には、今までのしがらみと不見識・無知識な関係者を断ち切った、思い切ったブレーンを登用してほしい。