プーチン登場?

東電の清水社長が倒れて、勝俣会長が原発担当になった。プーチン登場、という感じだ。
今ではメドベージェフ大統領が力を伸ばしているが、以前は完全にプーチン首相が院政を敷く傀儡政権だった。そして東電は清水社長が仕切っていたようだが、やはり影で支えていたのは勝俣氏だっただろうし、ついに勝俣氏の登場、というように見える。
独断と偏見だが、清水氏に比べて勝俣氏の方がカリスマ性を感じるし、やや独裁的だがこのような危機状況においてはふさわしいと思う。早速、4基全部の廃炉を明言した。これは当たり前の話であり、象牙の塔にこもっている原子力本部の未練がましい戯言を一蹴したとして評価できる。さらに核燃料リサイクルや原発輸出の環境悪化を明確に理解しているしそれを表現している。
これで少し、東電の事故処理が前に進むこと、情報が明確になることを期待したい。