風況を伝える必要

宮城城県は、県内で生産される葉物の野菜や水道水、原乳を対象に、放射性物質の検査を行い、水道水と2カ所の原乳についていずれも基準値を大幅に下回ったと発表した。
報道されるように、検出される放射線量は毎日変わるのである。米CNNの福島原発の報道番組では必ず、日本の気象情報を伝えている。そこでは、放射性物質の飛散は、気象条件と風向き次第によって大きく変化すると言っているが、日本の報道は、地元や東電や政府の言われるままに報道し、「風向きの重要性」については何も触れていない。
春になって福島第一原発に南東からの風が吹けば、放射性物質は北東に飛散する。そして福島第一原発の近くの風況がどうなるのか、は、原子炉の損傷とともに重要な情報であるはずだ。