「福島第一」原発の世界への影響

ドイツは7基の原発を停止し、原発延命案が凍結されて2020年までに原発を全廃する。
スイスでは新たな原発の建設を見送ることとなった。
フィンランドではすべての原発を点検することとした。
ウクライナはエネルギー政策を見直す。
イタリアは原発の復活策を1年間凍結する。
スウェーデンでは原発支持派が急減した。
EUは域内の原発のストレステストを行うと発表した。
アイオワ州原発推進案が来年まで先送りされた。
インディアナ州原発計画が白紙になった。
東電が出資する南テキサスの原発プロジェクトが停止した。
米国原子力規制委員会は104基のすべての原発の安全基準を見直す。
米国で20基の原発を運転するExelon社は宇宙が転換した、と述べている。
NY州政府はIndian Point原発地震対策を点検するよう命じた。
アリゾナ州原発に関する公聴会を開く。
カリフォルニア州原発の安全基準を強化した。
マレーシアで原発反対運動が高まった。
インドで原子炉の安全性の評価が再検討されることとなった。
韓国では大統領が原発の安全点検を実施するよう求めた。
フィリピンでは原発建設計画を見直す。
中国は新たな原発の建設をストップした。
イスラエル原発の監視を強化する。
トルコは日本からの原発導入計画を見直す。
UAE原発の建設計画を見直す。

ここで言いたいのは、温暖化防止策に有効な原子力発電であっても、オペレーターが検査を怠ったり、危機対応が拙かったり、事故時の対応が粗末だと、全世界に迷惑をかける、ということである。今こそ、ドイツのように原発を全廃すべきかどうかも含めて、(今までの原発推進一本やりの政府・電力会社の意見を超えた)オペレーションに関する議論をすべきだ。