ガダフィ氏と小沢氏

両者に共通しているのは、
*国民が辞めろと言っても辞めない
*自分の権力への強い執着で国内の政治と経済を混乱に陥れた
*国内のひずんだ政治制度を利用して権力拡大した(日本は小選挙区制と比例代表制
*さまざまな不正な取引で私財を増やした
異なることと言えば、ガダフィ氏は暴力を用い、さらに家族まで特権意識に犯されている点か。
興味深いのは両者の長年の政治家としての経験である。しかし、おそらく両者ともLegitimacyというものが時代とともに変化することを理解していないのだろう。
Legitimacyとは日本語にしにくい言葉だ。2005年にエジプトで1000人もの裁判官がデモを行った際に、Judges hold legitimacy on their hands.と伝えられるように法の整合性を表わしていると思う。
小沢氏は、「すべて合法で何もやましいことはない。」という。確かにIllegalではないのだろう。しかし、Lawfulなのかどうか、Legitimateなのか、さらに言えば国会議員として Ethicalなのかどうかが重要なのだ。(おそらくガダフィ氏も同様の発言をするだろう)
米国の通学バスには、「下車のために停止中の通学バスを追い越すことはUnlawfulである」と書かれているがIllegalとは書かれていない。それはドライバーの良心とモラルにとって、Unlawfulだと訴えてるのである。
両氏にはモラル、Ethicsなどを小学校時代に誰も教えなかったのだろうと思う。
そう言えば、16個の金魚の糞にもう1個ブルーの糞がくっついてきたようだ。