開国の意味

菅首相が「開国宣言」をしたそうだ。
確かに、日本は鎖国状態である。これは観光政策と移民政策だけではなく、ものの考え方が鎖国主義である。それは小学校の教育から与えられた「日本の和の教育」から始まっている。これではアジア諸国をはじめとする日本以外との協調や正しい競争を教える教育には程遠い。
第1に、企業の経営層のダイバーシティの必要性がある。英語で会議をしたり女性や外国人を登用するのは当たり前にしなければならないが、それ以前に一定規模以上の企業には役員に女性や外国人の比率を設け、それを義務化しなければならない。そのための法整備を行う必要がある。
第2に、役所の作る法律(これは本来は議員が作るもので、役所=行政、議会=立法、のはずだが)を総点検し、日本の「孤立化」を助長する文言が入っていれば削除することを義務化すべきである。これはオールジャパンを標榜する原発輸出会社にも当てはまる。
少なくともこれらの2点を厳しく導入・徹底しなければ、日本は鎖国状態のまま孤立し、世界の政治と経済から忘れられて、早晩、財務破たん国の仲間入りをすることとなる。
そこで救うのは誰か。もちろん中国である。ギリシャアイルランドにも救済の手を差し伸べている中国にとって、日本を救済し属国化することはいともたやすい。
日本が中国の一部になりたければ、今のままの政治家、役人、経営者の無作為を進めればよい。東京とトンジンと発音することに慣れる必要があるが。