レッド・モンスターの経済包囲網を

今回の日本の弱腰外交への批判が高まっている。
また宮古島の住民・漁民の不安感がつのっている。
日本を反面教師にした、アセアン、韓国、インドが対中警戒レベルを引き上げた。
もともとアセアンは反共のアジア諸国がアライアンスを組んだものであり、歴史は戻ったという感がある。
それにしても日本と米国は中国との経済関係に足を突っ込みすぎた。商社もメーカーも安全神話をうのみにした。滑稽である。お人よしである。
政治体制の異なる国との経済関係はつねにリスクヘッジをしながら行うべきであり、さらに迂闊な外交は危険を招く。
今こそ、米国をアジアに引っ張り出し、日本、アセアン、韓国、インドとともに中国の変わらない覇権主義を封じる手段を講じる必要がある。日本にリーダーシップがなければ、韓国に主導してもらうしかない。経済でも国家資本主義において韓国の方がレベルが上だ。
平和を守るコスト(代償)を韓国はきっちり理解している。
今は有事への序章と考えるべきかもしれない。