誰がタラソワを選んだのか

タチアナ・タラソワの人気が落ちている。一方、ブライアン・オーサーは上昇株だ。
彼らの違いはともかくとして、どうも日本のオリンピックというか世界のスポーツに賭ける気迫を疑いたくなる。本当にアスリートの能力を見極める人選をしているのだろうか?それとも昔とった杵柄の大先輩の寝言に頼っているのだろうか。
スケートでロシアという発想は古い。そのいう古ぼけたコーチやトレーニング方式を決定するのは、おそらく古ぼけた日本スポーツ界の重鎮たちであり、彼らのセンスの無さ、権威主義が世界に挑戦するアスリートたちを邪魔しているような気がしてならない。
ジャンプもそうだ。アマン選手のような今までの常識を破る発想とトレーニングでなければ、金メダルは程遠い。日本人のスポーツ界の指導者層はすべてクビにして、まったく新しいリーダーに入れ替え、まったく新しい発想のコーチとトレーニングを取り入れることが急務だ。
これは現代の日本の閉塞感をもたらしている経済界の老獪ぶりと同じであり、日本の将来を背負って立つ若者を見殺しにしている。