スポーツ選手の品格

スポーツ選手の品格が問われている。本稿でも朝青龍の品格の問題を取り上げたが、またか、という不祥事が起きた。
スノーボードの国母選手の問題は服装や発言ではない。彼の考え方と品性に本当の問題があり、さらに国を代表する選手として国民の税金で渡航し、国民の税金でオリンピックに出場していることを考える知性が皆無だ。
かなり独断と偏見だが、日本でスノーボードを楽しむ人たちには反社会的な考え方と行動を範とする人たちがいるような気がしてならない。まるで暴走族のようだ。それがこの選手の行動にも出ている。一方、欧州や米国でスノーボードを楽しむ人たちには礼儀がありスポーツにも品性が表れている。
国母選手には、技術が優れていれば何でも許されるという誤った社会常識だけではなく、スポーツという自然と人間のチャレンンジにおける真摯な気持ち欠けている。そして日本では奇妙に(相撲界にもスノーボード協会にも)、反社会的な階層の人間のスポーツまがいの行動を喝采する風潮がある。
朝青龍も国母選手のような非常識の選手を作らないためにも、スポーツに対する品格と理性のチェックを協会やジャーナリズムが実施すべきだ。