亀井氏と朝青龍

最近、非常識、不見識な人間が目立つ。
非常識な人間は(関与しなければ)放っておけるが、不見識な人間は問題となる。
見識とは、「 1 物事を深く見通し、本質をとらえる、すぐれた判断力。ある物事に対する確かな考えや意見。」とあり、公的な立場に立つ人間、一般大衆を代表する人間、スポーツ・芸能などで人々に夢や勇気、そして努力する意志を与える人間にとっては不可欠な心得である。
しかし亀井氏と朝青龍は良識を必要とする”社会テスト”を受けずに現在の立場に到達したのだろう。
そこには密室の論理がある。古い自民党体質の抜けない小沢氏や亀井氏は、普通の国民のもつ良識と見識を忘れ、さらに不見識が増長している。
朝青龍の場合には相撲協会という非常識、不見識な伝統集団によってさらに不見識が暴走している。
日本固有の馴れ合いのムラ社会では世界からますます孤立する。ここで政界も角界も資質と良識の基準を設定し、モラルで良識を守れなければルールで除去する仕組みを導入しなければならない。