検察の見直しを

自民党政権時代には小沢氏の公設秘書が逮捕された。それを受けて国民審査会は二階経産相側の再捜査を求めたが、あいまいなままに終わった。
さて政権交代が起き、政権担当する民主党の小澤幹事長は、今後本格的に二階氏側の捜査を検察に指示するだろう。検察という組織の立場はあくまで政権に依存するからである。
しかし、このことが国民には周知徹底され、かつ現代の民主主義として納得できる制度なのだろうか?
検察は裁判所と違って中立ではない。そのことで不法(あるいは不要)に捜査されたり逮捕されたりすれば、これは近代国家のなかの行政制度であろうか?
政権交代民主党が真の新しい国家を目指すのであれば、検察のあり方を抜本的に見直す必要がある。検察権の私物化は許されない。