ヒーローのかたち

最近、警察官や自衛官の軽犯罪が増えている。警察官や自衛官は地域や国を守る重要な仕事をしているのにもかかわらず、緊張感がないとの指摘がある。
米国を見ると彼らはヒーローである(一部の汚職警官を除いて)。さらに地元のヒーローでは消防士が圧倒的な人気だ。「俺たちがこの街を守っているんだ。」というメッセージが、アメリカの国旗を翻して消防車に乗ってさっそうと出動する消防士から伝わってくる。祖父から代々消防士になる親子もいる。ヒーロー伝説の伝承だ。
米国で驚くのはこういった制服組が街中に溶け込んでいる点だ。
消防車ごとショッピングセンターに乗りつけて買い物をする消防士、スタバでお茶する警察官や白バイ隊員、ホテルで賑やかに祝典を挙げる海軍の兵士とその家族たち。彼らは一応に住民から信頼され、レスペクトされている。
我が国では制服組は一歩社会に出ると私服組になる。(佐島直子さんも描いているように)どうも私服になるとピシッとこない。これは何とかならないか。
つまり地域や国を守ることの大切さをもっとアピールするために、通勤途中や休み時間の制服着用を義務化することはできないのか?
それによって国民の平和ボケを修正し、警察官、自衛官の誇りを高め、国民のリスペクトによって(ややもすると平和ボケで低下する)彼らの意識の低下を防ぐことができると思うだが。