東京都議選

 民主党が圧勝した。新人もほとんど当選した。「民主党」の看板さえあれば誰でも当選できたのかもしれない。うがった見方をすれば、(1)民主党の人材層が薄い。もっと政治経験者を候補者として擁立していれば、さらに当選者を増やせたかもしれない、(2)民主党は英語でいうとFlavor of Month、つまり流行(はやり)なのかもしれず、流行は1ヶ月で過ぎ行く可能性がある。民主党の候補者もマニフェストを十分に理解し、自民党との違い(石原知事にはほとんど賛成?)を説明できたのであろうか。
 一方、自民党は相変わらずである。麻生氏は鳩山氏との党首討論でも、米オバマ大統領をブッシュ前大統領といい違えるほどの外交音痴。その党首がG8サミットで保守ブッシュ政権をなぎ倒したオバマ氏と会って、自らの崖っぷちの立場を認識しなかったのだろうか。さらに昨晩のテレビニュース速報の自民党の顔は石原氏であった。なぜ、細田氏や河村氏は隠れているのか、理解できない。また細田氏は選挙応援で、都議選は国政選挙の前哨戦だ、と言っているのに、会見では都議選は国政選挙と別だと話している。
 最後に公明党の北側幹事長が昨晩のテレビ会見で、支援者と創価学会に申しわけない、と堂々と述べている。この国の政治家は政教分離という言葉を知らないのだろうか。