世界の潮流

世界の注目はイランの新たな革命行動と北朝鮮の末期症状である。CNNは前者の報道に多くの時間を割いているが、資源小国の我が国は石油資源の依存という点からイランの動向をもっと注視すべきである。多くのメディアが「イランの混乱」とあるが、民主主義の復興という意味で、「イランの庶民による反政府活動」を取り上げるべきである。1979年のイラン革命以来の出来事なのに、日本のメディアは民主主義という観点からこの国の権力の監視というジャーナリズムを忘れている。一方、我が国の政府の行動としては暴力を受けた国民の救済をいう立場を忘れてはならない。(イランの日本大使館が治療を拒否しているとの報道がある。)