泊原発再稼働の責任は

泊3号機の営業運転再開にゴーサインを出した高橋知事は原発容認の立場で当初から営業運転再開にも前向きだったようだ。国が北海道電力に最終検査申請を促したのに対し地元軽視と強い不快感を表明していた。
原発再稼働の許諾指示が市町村・自治体にあるのであれば事故責任も自治体にあるのではないか。自治体がOKを出すのであれば、事故の責任も自治体がもつべきである。
地元の電力会社の安全説明を信じるのであれば、その結果責任をとるのが本来の筋であろう。そして万が一の被災時にはOKを出した知事や自治体が経済的負担からすべての責任を負うべきだ。さもなければ、地方自治体がOKを出すかどうか、の判断をする根拠も当事者責任もなくなる。
高橋はるみ氏が泊原発の運転再開を許可したことは、万が一の場合に、北海道民は彼女を選び、彼女にOKを出させた結果責任を取り、さらに近隣の府県や自治体、農家や漁民への補償を一切背負うことにしなければ意味が無い。
彼女の親族関係者どころか、北海道議会議員北海道民すべてが人類としてとてつもなく重い責任を取ったことを、高橋氏および北海道民は認識しているのだろうか。