不勉強の自民党

自民党原発稼働維持を明記で政権公約への報告書を出した。
成長戦略にかかわるエネルギー政策では、「(太陽光などの)再生可能エネルギー原子力の発電量をカバーするのは難しい」と明記し、既存原発の稼働維持が「不可欠」だとしたという。(7月20日 読売新聞)
お粗末な内容は2点ある。まず、再生可能エネルギーを太陽光などとしている点だ。日本が電力会社の圧力で出遅れ、世界で進んでいる再生可能エネルギーの開発の主役は「風力発電や洋上風力発電」であり、太陽光発電では量的に賄えないことは常識だ。
第2にドイツの例を見ても、原発の代替は天然ガス火力などの化石燃料による発電であり、そのCO2増加分を埋めるための風力発電の利用拡大がポイントなのに、自民党原発の代替を本気で再生可能エネルギーとしたら、よほどその程度の知識の人間しか自民党にはいないのだろう。
血眼になって推進した原発がダメになって自民党もいよいよ脳死したようだ。これでは野党としての資格もない。