民主党が電力会社から学ぶ点

それは組織人としての振舞いである。
菅直人首相が経済産業副大臣中山義活政務官を昇格させる意向を固めたものの、民主党側の反対で撤回したという。
民主党で党首の判断に反対して人事に介入したとすれば党員がいるとすれば、小学校のクラス委員会と同レベルだ。組織人としての意識が欠如している。先日も民主党員が議員総会から退出する菅氏に「逃げるのか」とヤジを飛ばしている。こういった輩は厳しく処分すべきだろう。日本国の国会議員としての品格を傷つけた罪である。
反対に電力会社はあまりにも組織防衛が強すぎて、個人個人の倫理観を喪失している。完全に全体主義大本営擁護、既得権益のしがみつきであり、一億玉砕の典型だ。
この両極端の組織が大手をふるって日本国を支えるようでは、日本は大人の一流国とは言えない。
電力会社の隠ぺい体質は学ぶべきではないが、民主党は電力会社の組織人としてのあり方から学ぶ点はある。