世界の大学ランキング 2010

12日発表になった世界の大学ランキング(ARWU 2010)で、1位に米ハーバード、2位にUCバークレー、3位にスタンフォードが入った。
日本の大学の順位は、20位に東大、24位に京大、75位に阪大、79位に名古屋大、84位に東北大と100位までに計5校となるがすべて国立大学だ。また国公立大は101位から500位までに計17校ある。
一方私学では201−300位に慶応、301−400位に早稲田、401−500位に日大、と200位から500位までに3校しか入っていない。日本勢は計25校となる。
これは上海の大学の調査に基づき、とくにノーベル賞などのアカデミックな履歴もカウントされるため、米国の大学の順位が上位に来る傾向がある。
しかしながら、日本は欧米への頭脳流出も手伝ってか、あまりにも情けない結果である。とくに私学はわずか3校であり、しかも順位が甚だしく低い。官高民低だ。
先日も書いたが、早稲田の入学式、慶応の卒業式、ともに非常にお粗末でまったく覇気がない。官僚輩出の比率が国立に高いことも理解できる。
学生に日本国の危機感を感じさせるための教育、そして大学に入るまでに世界観を教える教育が必要だ。日本の教育界、日教組もしっかりとこの点を認識すべきではないか。