鳩山首相を選んだのは

1年前の民主党の代表選挙だ。当時の小沢氏の判断で民主党の代表選挙の期日を早めて鳩山氏が当選するように仕組んだと言われている。そして、ABAつまりAnybody But Asoということで非自民党に選挙の票が集まり、民主党が大勝して鳩山政権となった。つまり元をただせば自民党の没落があり、麻生氏の低学力ぶりがあり、そしてそれを見越した小沢氏の「人を見る目」で岡田氏よりも鳩山氏を党首にしたのであった。
小沢氏は数十年の政治家の人生で、選挙の神様と言われているが、民主党の選挙では完全に人選を失敗したのである。そして今ではすでにコントロール(できると思っていたが)できなくなり、諦めの境地なのか民主党幹事長としての見解がまったく聞こえてこない。小沢氏はタレント議員の擁立には長けていても、プロの閣僚政治家を擁立する能力がすでに劣化した。
普天間の騒動で、自民党時代に賛成派だった首長も反対に回った。これらの一連の鳩山・小沢政権の失政で誰が一番得をしたのか。もちろん日本国民は負け側である。勝ったとすれば中国かもしれない。そして中国をけん制するためにアメリカが動いたと想像するのはミステリ小説の読みすぎか。あるいは中国も北朝鮮の挑発行為の責任を取らされて負け側かもしれない。もちろん、北朝鮮も撃沈騒動の結果、負けたのかもしれない。すべて日本の政治家たちの不見識によって。(日本の経済界の不見識で石油価格が暴騰したこともあったが。。。)
ミステリ小説を延長すれば、小沢氏と鳩山氏は中国へ、そして福島氏は北朝鮮へ亡命(帰国?)するのかもしれない。