子供の命を守る道路交通法の改正を

今月4日午後、宮城県でスーパーの駐車場に止めていた乗用車から出火し、 車は全焼、中にいた長女3歳と次女1歳が煙を吸ったが一命を取り留めた。その2日前には北海道で子供4人が車両火災で死亡した。いずれも、車内での使い捨てライターが原因と見られる。しかし「長女のライター遊びを注意したことがあった」かどうかが問題なのではなく、子供を車両に残すことが問題だ。
車に閉じ込められた子供は、寒さで凍死するかもしれないし、夏場では熱射病で毎年数人が命を落としている。さらに誘拐事件にもつながりかねない。
アメリカでは、子供を車両の中に放置するだけで逮捕される。在アトランタ日本総領事のホームページには、日本人夫婦が「幼い子供を連れて買い物に出かけ、子供が寝てしまったので、子供を車内に寝かせたまま買い物に出た。約1時間後に買い物を終えて車に戻ったら、警察官が子供を車から出しており、親は幼児放置により逮捕され、子供は公的機関に保護された。」とある。
日本でもこのような法律で子供たちを危険から守るか、少なくとも駐車場のあるスーパーやパチンコ店、家電量販店にはこういった危険を示す張り紙が必要だし、ガードマンも注意しなければならない。
少子高齢化の日本にとって子供の命は国家の存亡にかかわる。