エコと交通

以前、ゴールデンウィークの高速道路の料金の問題を提起したが。今回は自転車の問題を考えたい。
最近のエコの問題意識の向上から自動車ではなく自転車の利用が増えている。健康増進にも役立つ。しかし問題なのは道路交通法の理解度だ。
とくに高齢者や子供などは被害者となると命を落とす危険がある。それだけではない。加害者になる危険性も十分あるという認識が必要だ。
そこで重要なのは道路交通法の理解と正しい遵守である。自転車は軽車両であること、本来は車道を走行するものであること、車両と同じ左側通行であること、歩道を走行するには歩道に自転車走行可などの標識があること、歩行者優先が大切な点など、これらの点を子供から高齢者までに理解を浸透させる必要があるし、現在はあまり行われていない警察官によるチェックも増やすべきだ。
今後は電動アシスト付き自転車やバッテリー付き自転車の利用拡大で、自転車の速度アップが現実になる。その前提として大切なのが、1)小学校、中学校、高校における道路交通法の教育、2)速度と運転マナーの教育、である。これらは事業所でも行うべきだろうが、やはり子供からの教育が大切だ。社会科の時間などに定期的に、自転車のルールを教える、または議論する場を設ける必要があるだろう。(とくにスピードの出しすぎ、携帯電話の使用はもってのほかだ。)それによって正しい交通ルールを社会全体で共有できる。